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『話すことについて』




【コメント】

「うわぁ…」と正直思いました。

そして痛いくらいわかってしまった。残念ながら。

「あ、今日しゃべってないや」という経験をどのくらいの人がしたことがあるのかはわかりませんし、それについて詳しく聞くとなんだか怖いものが出てきそうなので積極的には聞けませんが、経験がある人にはかなり共感できる作文ではないでしょうか。

「人と話さないと言葉が失われる」は少し大げさに聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはなくて、言葉っていうのは話すことや書くことで生きるものなのかもなと考えさせられる作文でした。(植田)


【コメント】

「話すこと」と「聞くこと」、これはエネルギーの消費量でいったら、圧倒的に「話すこと」の方が多いはず。でも、「聞くこと」の方が疲れるというのは共感してしまいます。


「六十にして耳順う(みみしたがう)」(60歳になって人の言うことを素直に聞けるようになった『論語』)と孔子さんはおっしゃったようですが、かの孔子さんでさえ60歳になってようやく人の言うことに耳を傾けられるようになったようです。

それくらい人の話を聞くっていうのは難しいことなのかもしれません。


自分もこの生徒と同じように、少しずつ「人の話が面白いな」と感じられるようになってきました。(ようやくです)

60歳にはまだもう少し時間がありますので、自分も今のうちから人の話に素直に聞けるように意識していきたいと思います。(植田)


【コメント】

「おしゃべりとはもっとも近くに存在する娯楽」。強く同意笑

夢中になって話していると、あっという間に時間って過ぎてしまいます。

友だちとの会話って、「そこから何か学ぼう」とか「有益な情報を得るぞ」というものでもないです。長い間話したけど「あれ、何話したっけ?」ということもしばしばです。でも、「楽しかったな」というじんわりとした気持ちはあって、それってとても大切なものだと感じます。ぜひおしゃべりを続けてください笑(植田)


【コメント】

偶然ですが、出だしがほぼ同じの作文がもう一つありました。びっくり。

「心がうきうきとして、とてもとても楽しい」とありますが、共通の趣味や自分の好きなことを話しているときの目って輝いていますよね。たとえ言っている内容がわからなくても、聞いていてこっちも楽しい気分になるから自分は好きです。

そして、言葉は人を傷つけることもできるというのも、体感として知っているのも大切なことだと思います。(植田)



【総評】

自分も話すことが大好きです。

そして、それは生徒も同じみたいです。まぁそれは授業をしていて十分わかっていたことですが笑


今は勉強だって動画を見れば、カリスマと言われる先生がとてもわかりやすく授業をしてくれますし、LINEやSNSでも気軽に連絡が取れるようになっています。

都合が良い時間にいつでも見れるし繋がれる。


会話って、電話のように都合がわるくなったら切ることもできないし、LINEみたいに返信が面倒になったらしばらく保留にすることもできない。まずいことを言ったら、気まずい空気を味わなければならないし、表情や感情もすぐに伝わってしまう。そもそも会うこと自体が手間のかかることだったりします。



「会って話す」って考えてみると面倒なことですね。

それでも自分は会話を大切にしていきたいと考えています。

それは、それがなんとなく大切なことのように感じるからです。

生徒たちも「いろいろ書いてはみたけど、会話って面白いしなんとなく大切なことだな」と感じていてくれればいいなと思ってこれからも授業をしていきたいです。(植田)

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