


【コメント】
とにかく明るい。「前にいこう、前にいこうとやっていれば、いつか劣等感は忘れられる」、「今は、それに自信がなくてもとにかく頑張ってみる! 自分は大器晩成だと思えばいいんです」
大器晩成って笑
頑張っても頑張っても上手くいかないこともあって、それでも頑張るしかない時期ってあると思います。そういうとき、人によっては「頑張って!」という言葉が辛いなと感じることもある。うるさいな頑張ってるよと。
けれど、「自分には応援してくれる人がいるんだ」と真に受けるくらいの図太さというか、図々しさは持てたらなと最近思います。
こういう何がなんでも明るい存在がいるっていうのはとても素敵なことですよね。(植田)

【コメント】
「あなたは、自分の長所を見つけることができなくても、相手の長所を認める力を持っています」
この発想には、はっとさせられました。
多くの人は、誰かに認めてもらいたいと願っているだろうし、認めてくれる人が一人でもいるとわかったらきっと嬉しい。その人はきっと誰かにとって大切な存在のはずです。
そして、この子はその誰かにとって大切な存在になれる力を持っているっていうこと。
この言葉は、この子にとって前を向ける言葉になるのではないかなと感じました。
そして自分もこういった言葉を見つけられるような人になりたいと思います。(植田)

【コメント】
厳しいことを書いているようで、その奥にはちゃんと愛があるような文章です。
「一番をとるんじゃないです。ただ楽しむだけにするんです」、「そして、少しでも前向きに考えられるようになった頃、少しだけ努力するんです」
いきなり「さぁやろう!」というのではなく、前向きになれた頃少しだけ努力する。これなんだかいいな笑
それこそ数字や順位がはっきりした世界であるなら、明確な「上」というのが存在しますし、その「上」を目指すことは決して悪いことではないと思います。
そして、数字では表現しきれない世界もあります。音楽や美術、文学、人とのコミュニケーション。
そういった世界でも上下はあって、評価もされます。
その評価に納得がいかないこともあるかもしれないし、上手くやったつもりでも評価されないこともあるかもしれません。
それでもそのときに「やってて楽しかった」という感覚が自分にあれば、それは一つの発見だったり進歩だったりするんじゃないかなと思います。
そういう感覚の積み重ねが、前向きになれるきっかけになるのかもしれませんね。(植田)
【総評】
お悩み相談第2弾。今回は人と比べることで劣等感を感じてしまう男の子からでした。
フェイスブックやツイッター、インスタグラムのSNS、テレビや雑誌。世の中を見渡してみるとつい人と比べてしまうものってたくさんある気がします。
50年前だったら「近所の〇〇さんがね…」というレベルの比較が、今やそういったツールで世界中の誰といつでも比較できてしまうんですね。
もちろん学校でも、偏差値やら成績やら部活やらでいくらでも比較して比較されます。
でも、「今日から他人と比べることは法律で禁止。比べた人は10万円の罰則」ってなことになっても、人はきっと比較するでしょう。(1000万だったらしないのかな…)
だから比べることは、良いこととか悪いことではなく、しょうがないこと。
しょうがないんだから、それぞれにその受けとめ方や考え方を持っていたらいいな、と思いこの課題を用意しました。
みんな強かったです。(植田)