
特別授業おつかれ様でした。みんなめっちゃ緊張してたね。でも普段とはちがう雰囲気で授業ができたのはよかったと思います。よかったよね?
華恵さんも真剣に生徒たちと向き合ってくれました。それは上の写真から伝わるはずです。どれも「こいつらの話を一つも聞き漏らしてやるもんか」といった表情です。恐くなんてないですよ。真剣っていいなと感じました。
それに話すのも上手です。自身の体験を交えながらテーマの内容を話していくのはさすがだなと感じました。
その後、華恵さんはみんなの作文を添削してくれました。

黒のシャーペンで書いてあるのが華恵さんのコメントです。
赤ではなく黒で書いたのは「赤でビャービャー書くと偉そうだから」だそうです。
そういう心配り、粋ですよね。たとえ手元に赤ペンがなかったとしても素敵です。それに添削の文章を読んだら、この人はいい人だと伝わります。ちなみに自分は赤でビャービャー書いています。偉そうでごめなさい。
添削の中で華恵さんがある中学生に「文章と心の距離が近いのは大きな武器です」と書いていました。
「文章と心の距離が近い」
これは文章を書く上でとても大切なことです。
『嘘』なんて文章の中ではつき放題です。けれど、嘘で書いた文章は見透かされてしまいます。そもそも面白くないです。
面白い文章、良い文章というのは書いた人の心があらわれている文章だと思います。

最後に『嘘』について。
自分についた嘘は積み重なっていくものだと思います。
嘘で埋められた自分を生きるのは寂しそうです。それにいつかしっぺ返しが来るかもしれません。
けれど、自分についた嘘です。自分が大変な思いをするのは仕方がありません。
ただそれが人に迷惑をかける嘘になるのはやめたいです。
嘘で傷ついた気持ちや関係は簡単にはなおりません。一つの嘘で台無しになってしまうこともあります。
「人に迷惑をかける嘘はやめましょう」
当たり前のことですが、テレビや新聞を見ていると大人でもなかなかできないのだなと感じます。
でも、『人を楽しませる嘘』もあると思っています。
今思い出すと「あれは嘘だったな」と思うこともあります。素敵な大人たちに言われた、くっだらない嘘。よく信じたな自分というもの。
でもそのときは、その嘘で笑ったはずです。もしかしたら救われたこともあるかもしれません。
自分も幸せな嘘がつける大人になりたいです。
『ライフ・イズ・ビューティフル』のお父さんがつくような嘘が理想です。
華恵さん、どうもありがとうございました。
ぜひまた、katariにお越しくださいませ。(植田)